学力向上!実践編
勉強をする上で、お子さまのタイプ別に、対策方法をまとめてみました。
だんだんわからなくなってきた
わからなくなりだしたところまで戻ってください。わからなくなりだしたところから、今習っているところまでを、ざ~と一覧表にまとめなおして、繰り返し練習しましょう。学校や塾の先生に相談して、問題を作ってもらうといいです。勉強したノートは、「自主勉ノート」として提出すれば、一石二鳥です。
特進系の伸び悩み
土台作りに励んでください。特進系の学校やコースではやらないような、簡単な基本問題集をしっかり練習し続けてください。世界レベルのトップアスリートですら、「基礎」をもっとも重要だとしています。
特進系の学校やコースは特に進度が速く、「簡単」なところはわかっていて当たり前として、どんどん先に進んでいきます。実はあまりわかっていなくても「いまさら言えない」になります。恥ずかしがらずに、基本レベルの問題集をガンガン解きましょう。
力はあるはずなのに…
信用できる人のアドバイスを受けてください。ピンポイントで本人にあった勉強方法ができていなかったり、勉強の仕方が「下手くそ」な場合があります。先生や塾で積極的に質問をしましょう。
とにかく勉強は好き
親御さんが理解・評価をしてあげてください。勉強好きのお子さまの場合、時間対効果よりわかるまで考えることのほうを優先します。たとえ学校の成績では評価されなくても、親としてこどもを評価してあげましょう。
また学究的関心を満たすようなイベント等に積極的に参加したり、当該学年を無視してどんどん先取りして知識欲を満たしてあげましょう。
集中力がない
小さな頃は、飽きないように、いろいろな内容をぱっぱと変えて、やらせてあげましょう。年を追うごとに飽きっぽさは軽減されてくるので、だんだん一つのことをやる時間を伸ばすことができます。
ぼ~とし過ぎ
曜日と時間帯で、毎週やることをきちんと決めてあげてください。また、勉強中に声掛けもしてあげてください。しばしば違うことを考えているので、勉強の方に引き戻してあげてください。「60分以内」などの課題をあたえ、キッチンタイマーで「見える」化すると効果的です。休憩時間も決めておき、オーバーしていたら声掛けをします。
こだわりが強い
筆記用具や机椅子の位置のこだわりなどは、ある程度のこだわりを許容して、安心感を与えてください。同時にここからはだめ、という線をきっちり引いて、行き過ぎを抑制してください。
理解のこだわりは、根気がいります。その子が納得いくまで、その子の理解のツボを探してください。
理解がゆっくり・忘れやすい
反復練習をした上で、お直しをさせて、自分がどういうときによく間違ったり忘れたりするのかを自覚してもらうようにしてください。「自覚」させてはじめて、何のための反復練習かが理解でき、記憶につながっていきます。