発達障害のあるお子さま・保護者様へ
こどもの学園 発達障害支援事業
（京都府自閉症協会正会員として塾長自身も研鑽しています）
はじめに
①発達障害の認知度は上がっています
昨今の教育現場では、「発達障害」という言葉が定着しつつあります。たとえば、支援の必要があるものとして、学校や医療の場で明確に捉えられつつあります。また一般向けに解説のなされている書籍類も増えてきました。
②わかってもらえない苦しみ
通常の人びとにとっては、発達障害はまだまだ理解が難しいものです。それがこまり・苦しみとなって、表面化します。また、はた目には普通のお子さまに見えることが、かえって困難のもとになっているケースも少なくありません。
③学習塾の現場では
発達障害を積極的に支援しようという塾、専門的な療育を実施されている塾もあります。しかし、大半の塾では、授業の進行の妨げになるということから、発達障害というものを敬遠しがちであるように思われます。
④発達障害の方のための塾
私どもも、訓練を受けた専門家ではございませんが、しかし、自身の親としての経験や、学習塾の講師としての経験から、この発達障害という困難な状況に対して、塾としてできることはないだろうか、とかねがね考えておりました。そしてそういう趣意から、本学園は生まれました。
⑤「発達障がい ＝ 特殊な能力」とは言いますが…
発達障がいでは、さわがしい・うろつく・落ち着きがない・計画性がない・好き嫌いが多い…という特徴がよく見られます。これらを言い換えて、「表現意欲が旺盛」「エネルギッシュ」「感覚が鋭敏」「爆発力を持つ」「好きなことに熱中」という言い方がされることも、昨今では増えてきたように思えます。
しかし、障がいを持つ当の本人様は、やっぱり苦しい。言葉尻だけさわりのよい言葉をかけても、やがてご本人様は気づいてしまいます。
支援者に求められるのは、それでもその能力を信じて、支援を継続することです。とにかく「続けること」。これに勝る処方箋はありません。
もちろん、学習塾という形態をとっていますので、私どもの力量が及ばないケースもあろうかと存じます。しかしながら、勉強をしようという知的探究心があられるならば、乗り越えられることも多かろうと思います。
四つの方針
一、興味・関心を伸ばす
好きな教科、興味のある教科からはじめます。
まずは勉強の楽しみを味わいます。
二、得意分野を伸ばす
得意な分野を人並み以上に伸ばし、自信につなげます。
自信がつけば、苦手な教科と立ち向かう力になります。
三、自信と喜びを
飛び級・発表など、やりたいことを遠慮なく、思いっきり取り組んでください。
枠にはめたり無理強いは致しません。
四、押さえるべきことは、「見える」化
お子さまのその都度の状況を見て、必要なときに必要なことを目で見てわかるようにします。お子さまがそれを目で見て毎回確認をします。あるいは自分でメモを書けるよう習慣づけます。
対象
知的障害の伴わない発達障害のお子さま。広汎性発達障害と呼ばれる症状の中で、ADHDや高機能自閉症、アスペルガー症候群等のお子さまを主に考えております。ただし個人差がありますので、個別に綿密な相談をさせていただきます。
- 発達障害の診断の有無は問いません。診察はされていないが気になっておられるなど、お気軽にご相談ください。
- 京都市中京区・上京区・下京区にお住まいの方であれば、自転車や徒歩でご来塾可能な距離です。
- 京都市にお住まいの方であれば、地下鉄で容易にアクセス可能です。
所在地・アクセス
※障害の状況に合わせて、環境と学習難度を決定します。そのため、他の生徒さんと授業を分けたり、学校の進度とは異なる学習内容の勉強をすることがあります。とりわけ中学生のお子さまでも、学校のテストに合わせた学習をあえてしない場合もあります。予めご了承下さい。
※「療育」「ソーシャルトレーニング」等の専門的な取り組みはしておりません。学校・児童相談所・医療機関の療育の専門の方にご相談ください。
おすすめの授業形態
①コンパクトクラス
- 講師１人に対して生徒を２人に限定し、こぢんまりとした環境を提供します。わからないところが多くて、通常指導よりも密な指導をしてほしい・あまり人数が増えてほしくない・きょうだいだけでの授業がいい・人が多いと集中できない・常にぼ～としているのを監督してほしい、等のデリケートなニーズを形にしました。
- 料金は別体系になります。
②集中力養成マンツーマン指導
- マンツーマン限定で「先生をひとりじめ」して授業をしたいという人向け。集中力に自信がなくても、お子さまの行動の全てに目が行き届きます。お子さまの心の動きの一つひとつまで観察して、解決策を立てていきます。
- 料金は別体系になります。
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